活動レポート:まちづくりワークショップ第1回目

10月10日(火)、クラシティでワークショップセミナー「まちづくりワークショップから学ぶ、参加したくなる魅力溢れるワークショップとは」が実施されました。このワークショップは全3回の連続講座。講座の受講を通じて受講者がワークショプを開催できる人材となり、まちのあらゆるところで多様なワークショップが開かれるようになるための事業です。

講師には名古屋で株式会社RWというデザイン会社を運営している稲波伸行さん。社会のデザイン力を上げることをミッションに掲げているそうで、デザインコンサルティングのお仕事をされたり、まちに誇りを持ちながら主体的に行動する人材をふやす「こものデザイン研究所」という取組みを行ったりしています。

第1回目となる今回は27名の方が参加。「デザインの考え方」について実践的に学びました。

デザイン思考はデザインの方法論を体系化したもので、このアプローチは世界的デザインコンサルティング会社のCEOティム・ブラウン氏によって提案され、日本でも2000年代以降流行しました。

デザイン思考のプロセスは5つ(①共感(観察)・②課題定義・③アイデア出し・④プロトタイピング・⑤検証)に分けられます。稲波さんは、この③アイデア出しと④プロトタイピングの間に「コンセプト設計」をきちんと考えることの重要性を説きます。このコンセプト設計をきちんと考えることで、それを自分ゴト化できるのだそうです。

また、デザイン思考はシンプルに考えることが大切で、6つのプロセスをどんな順番でも構わないので、できることろから実践して、とにかく早く実験的に回すことの重要性を伝えられました。

デザイン思考を学んだあとは稲波さんの寸劇をもとにしたデザイン思考のワークです。

 

参加者の方々はそれぞれの視点からデザイン思考をもとにした課題解決のアイデア出しを行いました。

どの参加者も積極的に発言され、いろんな意見を共有することができたので、とても前向きな雰囲気の中で講座を実施することができました。

今回のセミナーの以降は、第2回「ワークショップを設計する」第3回「グラフィックレコーディングを学ぶ」を行う予定です。


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